Friday No.85 彼が言いたかったことはそれだけでした。

2020年44発目のブログ。

どうも、ぬっきーです。


誰かにちょっと話したいことを頭の中の付箋に書いて脳みそに貼り付ける。そしてその内容を息を吐くようにさらりと誰かに伝えられることができる。この記憶と発信はコミュニケーションにおける「世間話」の分野でかなりの武器になると思う。もしくは「雑談力」とも言えるかもしれない。



僕のバイト先のコールセンターです。退勤時間はぴったりに打刻しなくてはならないので、上がりの時間の2~3分前に打刻機の前に整列します(なんとホワイト!)。このような隙間時間を活用しなければ他のバイトと交流する機会はありません。コールセンターの業務は基本的に個人プレーです。さらに僕はバイト先にいる時、心のスイッチをオフにしているので他人との交流を最小限に抑えています(主婦の方が多いので隙を見せると質問責めにあう。笑)。とは言ってもシフト上、毎度顔を合わせる方もいるので会話をすることはあります(黙りして、要注意人物にはなりたくない。笑)。その辺の僕のスタンスは一旦置いておいて。

先日その退勤待ち時間に男子大学生(会えば喋る程度の関係)が「今日来る時、駅の改札口で駅員さんにめちゃくちゃでかい声で怒鳴ってるおじさんがいました」と報告してきてくれました。

彼が言いたかったことはそれだけでした。

けれどもその気さくさに僕はちょっと感動しました。「こんなただ自分が見た小さな出来事を他人に話しても良いんだ」と。

素直になれたんです。なぜなら僕は「気さくさ」は持ち合わせてなくて、ついつい「奇策」を求めてしまいます。笑

話を聞いた時も「えっ?オチは?なんだこの内容の無い弱い話は?彼は何を僕に伝えようとしているのか?」と0.08秒間に心の中で思ってしまった。けれども会話のボールをキャッチしたので、その怒鳴ってたおじさんの詳細を尋ねたり、ちょっとの話を残りわずかなイチゴジャムを瓶からこそげ落としては、トーストの全体にどうにか行き渡らせるように必死で伸ばしていました。笑

僕の落とし所としては

「改札口で怒りたくなるようなことってほとんどないよね?」

「怒ることに対して確信やエネルギーを持てない」

「おじさんは誰かと喋りたかったのだろう」

などと状況をいちいちラベリングしてしまいます。

もっとありのままに彼との会話を楽しめば良かったと思っております。



end...

『今日』にトマッテくださり、ありがとうございます。

またね。ぬっきー Friday No.85



▼イラスト★令太朗がハンバーガーをテーマしたグループ展に参加しています(A4×1作品)▼

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